関東で婚礼司会の基礎を培ったわたしは
故郷秋田の婚礼司会をすることになって
違う文化に触れて驚いたけれど
ずっと後になって、いわゆる「東京形式」が
地方にも広がってきた感じ。
新しい「形」に
そこに住む私たちがゆっくり追いついていく。
追いついて初めて
「いい時間だった」って感じられるものだから
急に「最新型です」って持ってこられちゃうと
拒否反応しちゃう。
司会としては、
お客様が動きやすいように導くのがお仕事で
もちろんどんな形でも対応するけれどね。
違うっていうことと 間違っているっていうことは同じじゃないから。
まず一旦今のこの地域の有り様を受け入れてほしいな。
最近司会をしながら思うことがあった。
背伸びしなくたって。
いや、それを背伸びというのかも よくわからないけど。
朝ドラの「エール」を見ていると
福島弁のなんとも味わい深いこと。
いいもんだな。
その土地のその風土が生み出したことばだから
そのまんまが「人」なんだよ。
形が先にありきじゃないんだよ。