さとう のりこ

佐藤 倫子

柔道整復師、鍼灸師。
秋田県五城目町生まれ。神奈川県在住。
北東北東洋医療専門学校、盛岡医療福祉専門学校に学ぶ。
高校三年時に器械体操でインターハイ出場。
学生時代にフットサルを始める。
Mrs.of the year2023長野大会グランプリ
Mrs.of the year2023JAPAN FINAL出場
Mrs.of the year2024秋田大会統括プロデューサー
秋田の魅力を日本へ世界へ
秋田をわくわく楽しく輝かせるイベントの企画運営。

@norikomaneko

【2】

◼️…「ミセスオブザイヤー」とはどんな出会いだったのでしょうか? 

SDGsの勉強会で出会った人が、Mrs of the Year*長野大会の運営に関わっていて、
出てみませんか?」と声をかけてくれました。

その頃、学んだことを毎日アウトプットしようと頑張っていて、
Facebook(SNS)に「愛と感謝」を綴る投稿をしていました。
それを見てくださって「佐藤さんにピッタリだと思う」ということでした。

Mrs of the Year*は、2020年にスタートしたアジア最大級のイベントで、
コンテストではありますが、いわゆるミスコンテントとは違う「生き方」のイベントなんですね。
自身にリミットをつくらず
エイジレスに、ボーダーレスに、ジェンダーレスにチャレンジをし続ける
愛と感謝に溢れたかっこいい女性になろうという理念を掲げています。

*Mrs of the Year=ミセスオブザイヤー(アジア最大級のコンテスト)

ちょっと話を聞いてみようと思ったのに、気づいたら2022長野大会にエントリーをしていました(笑)。
まずは思い出作りにという軽い気持ちです。
でも、そこで得たものが大きかった。

ビューティキャンプという学びの場があるのですが、
その中で、「自分の奥底の自分」と出会えました。
弱い部分と同時に自分の強みも見つけられたんですね。
体力があるところ、いつも笑っていて楽しそうなところ。
盛り上げ役でチームを引っ張るのが自分ができることだと思いました。

2022 長野大会

職場でも「身体が楽になった」と言ってもらえて嬉しいのと同じように、
コンテストに向けて人が変化したり、
綺麗になって喜んでいるのを見るのが私の喜びだと感じました。

ところが秋田大会が行われていないことを知って愕然としたんです。
秋田美人という言葉があるのにもったいないと思って、悔しくもありました。

秋田でもやってほしい、やりたいと思いました。

◼️…そこから運営する側への気持ちになっていったのですね。

2023長野大会は運営側で経験を積もうと思ったのですが、
ゆくゆく秋田大会を実現しようと思ったら、
自分がジャパンファイナルを経験した方がいいと考えて、
もう一度コンテストに出場する決意をしました。

運営する側の目線で出場すると、コンテストも違うものに見えてきます。
意識が変われば見えてくるものも全く違うものですね。

2023長野大会でグランプリを受賞し、ジャパンファイナルを経験しました。

それが今回 初開催だった秋田大会の運営にも生かされたと思います。

2023長野大会

◼️…秋田大会初開催(9月8日(日)秋田市)を終えて、今どんな気持ちですか? 

終わってヨイショと腰を下ろした感じはないです。

終わったら2、3日動けないような状態になるんじゃないかと思っていたのですが、
それはなくて、まだ走れる感じ、まだ通過点だという気持ちです。

もっと長期スパンで5年ぐらいかけてスタートさせようと思っていたところが早まりました。

まさかの今年(2024年)開催。
走り出したものの、イベントを作った経験もないので、何からしたらいいかわからない。
ビジョン、会場、予算、スポンサー….。プレゼンの仕方も、
失礼のないようなメールの書き方も最初はわかりませんでした。
実際、多くは返信をいただけないし、話をちゃんと聞いてもらえませんでした。

自分が感動したことや、体験したこと、可能性は感じるけれど、どう伝えていいのかわからない。
何か質問されてもちゃんと答えられない。
わかるけど言えないもどかしさもたくさん感じました。

2024秋田大会

世の中のこと、秋田の状況、秋田に今求められてることは何かなど、まだつかみきれてはいませんが、
このコンテストの力、エンターテインメントの力を借りて
秋田の問題を(難しくじゃなく)楽しく解決していけるかもしれないという気がしています。

みんなのエネルギーがどんどん上がって、
女性がもっとイキイキしたら素敵ですよね。

難しいことはたくさんあるけれど
そこをシンプルに心に響くように伝わっていくと、
また動くものが必ずあると思うんです。

そんな発信をする人が増えていけば
やがて、それが当たり前になると「これってちょっとおかしいよね」という問題点を
普通に言い合える土壌が生まれると思うんですね。

◼️…来年に向けて、もう走り出している感じですね。 

先日終わったばかりですが、もう次が始まっています。

まだ 自分と向き合ってるところはありますが、
改めて今回(コンテストの運営を)やって思うのが、
できなかったことができるようにするのをサポートできるのが自分の喜びだということです。

柔道整復師、鍼灸師という資格を持つ仲間は、開業している人も多いですが、
私自身は、女性にもっとキレイになってもらう、輝いてもらうことのお手伝いをしたいと思っています。

私たちは、自分に自信が持てるようになると
姿勢が変わって、歩き方が変わって、マインドも変わるんですよね。
マインドが変わると、生き方が変わると思うんです。

フットサルをやってきて30代になっても走れる体力や、
体についての知識があって、施術もできて、ウォーキングもできる。

具体的にどんな形なのかは、模索しているところですが、
それらが複合したものが、私にできることなんじゃないかとも思っています。
そうやって、女性のキレイをプロデュースしていきたいです。

(了)
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