あおやま あいこ

青山 愛子

島根県出雲市生まれ。
日本フェイスペイント協会認定アーティスト
秋田県仙北市角館在住。二児の母。

祭彩屋

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【1】

Q.マタニティペイントの歴史はどれぐらいですか?

元々はインドや西アジアで魔除けやおまじないの意味があるメヘンディを
妊娠中の女性のお腹に描く文化がマタニティペイントの始まりだと考えられているようです。

海外では安産のおまじないとして一般的に行われることが多いですが、
2011年(シンガーソングライターの)マライヤ・キャリーがマタニティペイントをしたことがきっかけで、
ハリウッドセレブの中で流行って、ここ数年で日本でも人気を集めるようになりました。

日本でマタニティペイントが行われるようになったのは、
ここ十年ちょっとじゃないでしょうか。

Q.青山さんご自身がマタニティペイントをやろうと思ったのはどうしてですか?

私自身は(マタニティペイントの)存在を前から知っていて
自分が妊娠したらやりたいなと考えていました。

結婚をきっかけに秋田住み始めたのですが、
その当時秋田でマタニティペイントをやっているところが見つからなかったんです。
それなら私がやろうと思いました(笑)

妊娠中に資格を取って、今に至ります。

資格は神奈川で取得しました。
現在は、リモートでも講座を受けることができるようですが、
当時は、大きなお腹で飛行機と電車を乗り継いで資格を取りに行きました。

Q.赤ちゃんがいる状態で神奈川に出かけるなんてフットワーク軽いですね。

みんなに言われました(笑)
逆に子どもが生まれたらできないだろうなって思ったので、
その時期に資格を取得できてよかったです。

Q.マタニティペイントは妊娠何周目にやるものですか?

一番多いのが32週から37週ぐらいでしょうか。

双子ちゃんだったりすると、
28週以前でも、臨月ぐらいの大きさがあったりするので、
そこはママの体調や、お腹の大きさによって決めています。

Q.絵柄はどうやって決めますか?

例えば赤ちゃんを描いてほしい、お花を描いてほしいなど
大まかなリクエストだけでもいいですし、
イメージ写真があれば画像を送っていただいて、
その画像を参考に描かせていただきます。

できたデザインは、マタニティのマネキンに絵をおこして、
それをお客様に事前に見ていただき、
イメージを確認してもらいます。

当日、追加したい絵や文字などがあれば、
それを追加しながら描いていきます。

Q.画材は何ですか?

ボディペイント用の絵の具です。
水性のもので、0歳の赤ちゃんから使える肌に優しい絵の具です。

水性なので、すぐその場で簡単に落とせます。

Q.ヘナタトゥーのように、しばらく持つと思っていました。

ヘナタトゥーは二週間ぐらい持ちますが、
このマタニティペイントは、消えちゃいます。

こんな風にすぐに消えちゃうので、
ペイントをして その場で写真におさめるまでがセットですね。

Q.SNSを拝見すると、お子さんの写真もたくさん載せてますね。

マタニティペイントをした方の中には
赤ちゃんが産まれたら撮って欲しい」って言ってくださる方もいて
ベビーフォトの割合もだいぶ増えてきました。

マタニティペイントをしたときに
お腹の中で元気に動いていたのは、あなただったのね!と思うと、
会えたことにいつも感動します。

写真はおうちスタジオPaoで撮影します。

フォトスタジオよりも気軽に、
    お家よりもちょっとおしゃれに』というコンセプトで、
気軽にママたちに遊びに来てもらいたい、
そんなスタジオです。

お家だと背景をセッティングしようと思ったら、
片付けから始まって、お子さんをあやしながらセッティング…
それだけでママもぐったりです。

私も我が子で経験しました(笑)

セッティングする時間も余裕もないけど、何か我が子の記念の写真を残しておきたい!
ちょっとでも、そんなママのお手伝いができたらいいなと思っています。

Q.おうちスタジオPaoのある(仙北市角館)武家屋敷のお近くは街並みがステキですよね。

いい環境ですね。
子どもを連れて散歩したりするのも気持ちがいいです。

私は、島根県の出身で、まさか秋田に来るとは思わなかったですね。
結婚して、秋田に来ましたが、それまで来たことなかったので、
最初は知り合いもいないし、言葉も分からないし、苦労しました。

現在、夫とプリントショップを経営しています。
ショップではグッズのデザインから行っており、
主に私はデザインの方を担当しています。