メイハナ

meihana

岩手県出身。東京在住。
役目を終えた手ぬぐいや着物、旗などの古布に新しい命を吹き込む。
2022.Japan Expo Paris 出展
2024.Vancouver fashion week 出品
https://www.meihana.jp/
@meihana_atelier

【1】

◼️…古布リメイクを始めるきっかけは何でしたか?

特にこういう仕事しようと思って始めたわけではなかったのですが、きっかけはコロナ禍でした。
外出できない状況になって、仕事を失って時間ができました。

ネットを見ていたら手ぬぐいを服にリメイクしてるのを見かけて、
家に可愛いと思って買っていた手ぬぐいが何枚かあったので作ってみることにしました。

家族やお友だちに「面白いね」といってもらえて作るのが楽しくなって
職業用のミシンを購入してネットで販売するようになりました。

コロナの影響が長くなると思っていなかったので、
また仕事が入ってくるまでの間の活動というつもりだったのですが、
今ではこれが仕事になっています。

◼️…作品を作り出して、割とすぐにジャパンエキスポ(フランスパリ)に出展するのですよね。

コロナ禍で自粛の時期にこの仕事を始めて、
コロナが落ち着いたらイベントへの出展を考えようと思っていたところに
パリのお話をいただいたので、
いきなりだけどパリも良いなと思って出展を決意しました。

始めた時から海外を視野に入れて仕事をしようと思っていましたが、
ヨーロッパへの進出はまだ考えていない頃だったので
パリのお話はいい機会でした。

◼️…既に、海外を視野に入れていたのですか?

どんな作品が作れるかといろいろ調べている時に、
海外のショッピングサイトが目に入りました。

登録すれば海外向け販売ができるということがわかって、
素敵だな、可能性があるんだなと思いました。

手ぬぐいや着物など日本の素材を使っているので
海外の方に手にとって欲しいと思い、
最初から海外向けの販売を始めました。

一番最初に海外向けに販売したものを買ってくださった方が、
カリフォルニアでショップをやっている方でした。
SNSで10万人以上のフォロワー(ファン)がいる方で、
後に SNS上で私を見つけてくれて紹介してくださったんです。
それをきっかけに、海外のフォロワーさんが増えました。

そのあとすぐにパリのお話が来たんです。

◼️…パリの印象はいかがでしたか? 

日本が大好きという方向けのイベントだったので、
みなさん日本のことにも詳しいですし、好意的でした。

コロナ禍で何年か休んだ後での開催でしたが、
本格的なコスプレの方もたくさんいて、
みなさんがイベントを心から楽しみにしていたのが伝わりました。

たくさんのお客様や作家さんと交流することができ、
その時のご縁は今も続いています。

◼️…パリにはどんな作品を持っていったのですか?

柿渋で染めた手ぬぐいをたくさん持っていきました。
他に、手ぬぐいや着物を使った洋服やバッグなどを持って行きました。

連日訪れてくれるお客様もいて、
前の日に買った洋服を早速着てきてくださる方もいました。

翌年は出展しなかったのですが、
前の年に購入した洋服を着て私の店を探してくださっているお客様もいたと聞きました。