みうら ゆき

三浦 由妃

茨城県出身。結婚と同時に仙北市角館へ。
現在は 夫が経営する葬儀社「株式会社 丸栄堂」終活カウンセラー。

仙北市角館の葬儀社 丸栄堂
所在地:秋田県仙北市角館町角館下菅沢195-1
TEL:0187-54-2267

【1】

◆…終活カウンセラーは、どんな資格ですか?

一言でいうと、お困りごと案内人です。

終活ということばは使わなくても
相談にいらっしゃる方はたくさんいます。

多い相談はお墓だったり、葬儀のことだったり…ではあるのですが、
家族関係の悩みをお話される人も多いです。

また、お客様自身が何に悩んでいるのか
自分でも分からないままにお話することがあります。
そんな方もお話していく内に、
自分は本当は別のことで悩んでいるんだね」と
お客様自身がおっしゃるのを何度も聞いています。
別のお話をしていても”本当の”心の内を聞き取れたということでしょうか。
やっぱりお客様が安堵されてすっきりした表情をなさいます。

家のこと、お墓のこと、いろんなお困りごとがありますが、
それを一つ解決するだけで前に進めるとよく言われますね。
そんな時は、凄く安心したお顔になるので、
カウンセラーとしてお話を聞けて良かったなって思います。

まずはここで「お困りごと」を整理整頓して、
葬儀のことだったら、もちろん私たちに相談でいいのですが、
全部を私たちが網羅してるわけじゃなくて
別のことだったら「じゃあ、そこ行ってみる」という具合に、
別の専門家に導くこともできます。
例えば相続だったり、土地のこと、お金のことなどは士業の方に繋いでいきます。

橋渡しは大きな役割ですね。

株式会社 丸栄堂では、終活カウンセラーが5名在籍しています。
いつ来ていただいても窓口は開いていますし、
オンラインでの相談にも対応しています。

◆…株式会社 丸栄堂は、創業が昭和50年ですね。

舅(主人の父)が創業がして47年になります。
主人が葬儀社の2代目ということですね。

◆…ご主人とはどのような出会いだったのですか?

私は学校を卒業して経理の事務職をしていました。
その頃たまたま彼が茨城に修業に来ていたんですね。
結婚することになって、秋田にきました。

◆…葬儀社の仕事をするイメージはあったのでしょうか?

全くありませんでした(笑)

二十歳そこそこだったので、
祖母の葬儀を一回経験したぐらいでしたし、
その時も結局、私の両親が仕切ってましたから
淡々と式が進んでいくのを何か他人事みたいに感じていたと思います。

「専業主婦でいいよ」っていう話で お嫁に来たはずでした(笑)
姑(主人の母)が、経理をはじめ、お店のことをずっとやっていたので、
私はお店のことは手伝わなくていいってことだったんです。

ただ、姑(主人の母)が、
私がお嫁に来て2年半ぐらい経った頃に大病を患いました。
それで、私が代わりにお仕事を始めることになりました。

それが、この世界に入るきっかけです。

◆…戸惑いもあったのではないですか?

戸惑いだらけでした。
何で私ここにいるんだろう?という感じです。

最初はもう本当に何も知らない…。
電話の受け方すら知らない
葬儀の手順、宗派も知らない。
全く知らない状況でした。

◆…何から勉強をし始めたのですか?

最初は社員さんに同行して、葬儀の全体的な流れを見て回りました。

覚えることが とにかくたくさんあるのに、
始まると2~3日ぐらいで、お仕事を納めなきゃいけないんですね。
スピードが求められるので、無我夢中でした。

最初の内は、それで精一杯だったので、
自分からこうしよう 等、気持ちの余裕はなかったですね。

インタビュアー:鶴岡 慶子