さとう のりこ

佐藤 倫子

柔道整復師、鍼灸師。
秋田県五城目町生まれ。神奈川県在住。
北東北東洋医療専門学校、盛岡医療福祉専門学校に学ぶ。
高校三年時に器械体操でインターハイ出場。
学生時代にフットサルを始める。
Mrs.of the year2023長野大会グランプリ
Mrs.of the year2023JAPAN FINAL出場
Mrs.of the year2024秋田大会統括プロデューサー
秋田の魅力を日本へ世界へ
秋田をわくわく楽しく輝かせるイベントの企画運営。

@norikomaneko

【1】

◼️…柔道整復師は、どんな施術を行うのですか?

骨折や脱臼、捻挫などの怪我に対して
外科的手術や投薬といった医療的手技を使わずに、
その回復を図ることを目的に施術を行います。

国家資格で、いわば外傷のプロです。

◼️…なぜ その道に進もうと思ったのですか?

幼い頃から体を動かすのが好きで、
中学、高校時代は器械体操部に所属して
高3の時には、インターハイにも行きました。

高校時代

元々は、大学進学を志望していたのですが、
部活で、みんなにマッサージをしてあげたり、テーピングを巻いたりしていたら
上手だねって言われることがあって、養成機関を探すようになりました。

岩手の専門学校で学び、国家資格を取得しました。

国家試験の内容は、多岐にわたっていて、
柔道整復理論はもちろん、解剖学や生理学、運動学、病理学概論、整形外科学、関係法規…など。
学ぶことがたくさんありました。

実は、2年間整形外科で働いた後、もう一度学校に入り直して、
今度は鍼灸師の資格も取得して、卒業と同時に神奈川に引っ越しました。

◼️…神奈川を選んだのはなぜですか? 

大きな理由はフットサルです。

学生時代のバイト仲間がフットサルに誘ってくれました。
女性がいなきゃいけないミックス大会があって、
いわば人数合わせで参加したのが始まりでしたが、
そこからすっかりハマってしまいました。

女子だけのチームでもやりたいと思ったら
岩手では女子リーグがなかったので、
女子の大会の時だけ選抜チームが組まれるんですね。

サッカー経験者と比べると、足元の技術が圧倒的に足りなかったし、
シュートはできるけれど、戦術についてあまりわかっていなかったりで、
試合に出ることはあまりありませんでした。

声は通るので、盛り上げ役は得意でしたが、
試合に出られず悔しいと思うことがたくさんありました。
今思えば、女子フットサルリーグのある場所に行って経験を積みたいと思ったのかもしれません。

神奈川で接骨院鍼灸院に就職するのですが、
すぐに女子のフットサルチームに入って、多い時は週4日ガッツリ練習していました。

神奈川県でリーグ優勝して、関東リーグの入れ替え戦にも出ました。

◼️…(フットサルの)ミックスチームと女子チームでは違いますか? 

違いますね。

男性がいたチームでは、やはりカバーされている部分が多かったと思うんです。
一生懸命やってるけど「1」の存在ではなかったんですね。

女子チームでは、一人一人が「1」の役割をしなきゃいけないんですね。
当たり前ですけれど。

それが最初はすごい大変で、上手くできない自分がもどかしくも感じました。

神奈川で、守備についても、戦術についてもちゃんと基礎を教えてもらえました。
基礎がちゃんと勉強できるっていいです。
ゲームだけじゃない練習がちゃんとできたのはよかったです。

◼️…生活の中にフットサルが根付いていたんですね。 

ただ、なかなか試合には出られない。
チームのキャプテンをやっていたのですが、結果が出せなかったんです。

フットサルが好きすぎる、でももどかしい。
この気持ちをなんとかしたくて、仕事も辞めて(フットサルの本場)スペインに行きました。
本場のスペインに行ったら何か変わるかもしれない?と思ったんですね。

1年間フットサルをやり切って競技生活を終えようという気持ちで、
地元のチームの様子を見学したり、試合を見に行ったりして過ごしました。

結局、一年経たない内に帰国して、
日本でフットサル場でアルバイトをしながら(フットサルの)練習場に行くという生活をしました。

子供たちのスクール

私が入った時は、エネルギッシュなチームでした。
学生が多くて、みんな運動能力が高くて、
サッカーやバスケットボール経験者もたくさんいました。

私自身は相変わらず試合には出られない。
今思うと、チームが目指す戦術と、私がやりたかったことがすれ違っていたのかもしれません。
もっと俯瞰して、自分を分析して取り組めたらよかったと思いますが、
一生懸命だけど、ちょっとズレている感じだったのでしょうね。

チームメンバーはシーズン毎に変わります。

学生は、就職と同時に辞めてしまったり、
結婚や出産を機にチームから離れてしまったりで、
徐々に(神奈川県リーグ)優勝メンバーがいなくなっていきました。

私もチームを移籍することになりました。

古巣最後の練習日

移籍先は実力のあるチームでした。

移籍先(今のチーム)

どんどん上位リーグに上がっていって、古巣(のチーム)と戦ったこともあります。

夢中になっていたフットサルですが、現在は練習のペースを落としています。
Mrs of the Year*に出会って私の人生は大きく変化しました。

*Mrs of the Year=ミセスオブザイヤー(アジア最大級のコンテスト)