さとう さやか

佐藤さやか

秋田県大仙市出身、秋田市在住。
秋田県立横手高等学校、北海道大学教育学部卒業。

ウォーキングインストラクター名:SAYAKA
デューク更家公認ウォーキングプロフェッサー(弟子歴20年以上)。
北東北唯一の公認インストラクター。

7歳からモダンバレエを始める。
20代で腰椎椎間板ヘルニアを患い、3か月寝たきりに。
この経験から正しい歩き方の大切さを実感し、「ウォーキング寿命は健康寿命」の理念のもと独自メソッドを確立したデューク更家の弟子となり、ヘルニアを克服。

16年間の公務員経験を経て独立。
秋田市やJA、イオンモールなど自治体・企業主催の100名規模講座を含む多数のイベントで講師を務め、テレビ・ラジオ出演、地元新聞社が19万部発行するフリーペーパーにインタビュー掲載。

6年間で延べ2,000名に指導。
「楽しくわかりやすい」「自信をもって歩けるようになった」「心が前向きになった」など喜びの声が寄せられている。

また、自然療法にも関心があり、蜂蜜を活用した健康法や健康美ダイエットプログラムについても発信している。

いつまでも自分の足で歩ける人を増やすことを理念に、女性が体も心も健やかに自分らしくいられるように、日々研究を重ねている。

  sayakawalk.amebaownd.com

@sayaka.sato

【1】

◼️… 歩くことを意識するようになったのは、どのようなきっかけや出来事があったからですか?

重度の椎間板ヘルニアになったことがきっかけです。

入院して手術する選択肢もあったのですが、自宅療養を選びました。
食事はおにぎりにしてもらって食べたり、
お味噌汁もストローで吸ったりして過ごしました。

寝たきりになったら、辛いことである一方で、
なんだか「楽だな」って思う気持ちも出てきちゃったんです。
若いからやりたいことはいっぱいあるけれど、歩くと痛い。
もっと高齢でこういう状態になったら、
きっと歩くのを諦めるだろうなって思いました。
「人間って歩けなくなるとこうなるんだ」と思ったら、
どんどん気力がなくなることに危機感を覚えました。

ちゃんと歩くって大事なんですよね。

◼️…デューク更家さんとはどんな出会いでしたか?

デューク先生が、全国ツアーで秋田県民会館(現 秋田芸術劇場)に来たんです。

椎間板ヘルニアで苦しんでいた当時、私は公務員(役所勤務)でした。
3ヶ月の寝たきり生活から、まずは 時短勤務の形で復帰しました。

でも3時間とか4時間働くだけで腰が痛くて大変でした。
痛みを我慢してフルタイムで働いても
帰ってきたら
腰が痛くてすぐベッドになだれ込む生活です。

ふと自分の姿を見た時に痛みをかばって斜めに立ってる感じでした。
その内、腰だけじゃなくて首も痛い、他のところも全部痛くなってきました。

モダンバレエもやっていたので、
これは、自分の姿勢と歩き方が変わったからだってわかったんです。

腰をかばうことによって膝が伸びない。
伸びない膝のままで歩いてるから見た目も不格好だし、すぐに疲れるんですね。

当時は歩き方を教えてくれる教室なかったので困ったなって思っていた頃、
ピタピタのスパッツ履いて帽子かぶった面白い人が
テレビCMに出ているのを見たんです。

その時はウォーキングの先生というよりはなんか面白い人がいるなという認識で、
少しミーハーな気持ちもあって、実際にステージを見に行ったんです。

そのステージに感動して「この人にウォーキング習おう」って思いました。

◼️…どんなステージだったのですか?

デューク先生がステージの端から端までを
ペットボトルを頭上に乗せて、ものすごく綺麗に歩いたんです。
ペットボトルを落とさなかったのもすごいけれど、
その姿が美しすぎて感動しました。

「歩く」ってみんながしていることだけれど
その当たり前の姿で 自分がこんなにも感動したことに驚きました。

バレエは、足を高く上げる等、日常と違う動作をしてあの美しさを見せますが
歩くことはみんながやってるじゃないですか。
なのに、こんなに美しくて感動するってどういう事なんだろうと思ったんですね。

「歩く」ことは、私たちが捉えていることよりも
もっと奥深いものがあるんじゃないかって思いました。

デューク更家先生は、本当にすごい方で、
70代になっても全国を飛び回ってウォーキングレッスンをされています。
今月(2025年6月)も秋田にいらっしゃいます。
チケットは残り少なくなりましたが、ぜひお問い合わせください。

後半にも詳しいお知らせがあります

◼️…どんなレッスンをしたのですか?

デューク先生が仙台で一般向けの教室を開かれていて、最初はそちらに通い始めました。

秋田から仙台までは決して近くありませんが、
それでも「どうしても習いたい!」という強い気持ちがあり、半年ほど通いました。
ただ平日開催だったので、なかなか毎回は出席できず半分くらいの参加でした。

仙台の教室は一回2時間と限られていたし、
同じように移動時間を取られるのであれば、
東京のインストラクターコースがいいかなと参加するのを決めました。

東京では月1回、土日丸2日間の朝10時から夜8時まで、二日間みっちりレッスンするんです。
それが本当に楽しくて、体力的にもまったく苦になりませんでした。
新幹線で通っていたのですが、
レッスンが楽しすぎて、腰痛も忘れてしまうくらいでした。

もちろんすぐに完璧にできるようになるわけではありません。
でも、何回か通う内に「これは続けていけばきっと体も変わっていく」と実感できました。

実際、腰痛が少しずつ楽になっていくのを感じて、
「歩きやすくなった」「歩くのが楽しくなった」という手応えもありました。

◼️…バレエをやっていたらもともと良い姿勢や歩き方が身についていたのではないですか?

実は、バレエをやっていた人でも
歩き方に悩みを持っている人は意外と多いんです。
いつの間にか普段の生活でもガニ股で歩く癖が出てきちゃって
自然な歩き方ができていない人が多いようです。

私自身も、昔から親に「バタバタ歩いているから直しなさい」と言われていました。
でも、「直し方」は誰も教えてくれないんですよね。
今ならネットで検索すればいろいろ情報は出てきますが、
私が習い始めた頃はウォーキングの先生も本当に少なくて、
何が正しい歩き方なのか、誰も基準を示してくれませんでした。

だからデューク先生のレッスンで
「自信を持って歩いていいんだ」と教えてもらえたことは、
とても大きかったですね。

最初はやっぱり、体が思うようについてこないんです。
一本の線の上を歩く、言われても、体ができていないから最初はぐらぐらします。
猫背の人が「背筋を伸ばしなさい」と言われても、
結局すぐに元に戻ってしまうのと同じで、
歩き方も体の土台から作り直していく必要があるんです。

エクササイズを続けていくうちに、
だんだんときれいに歩けるようになってきましたが、
「もっと良くなれる」と今でも思っています。

◼️…レッスンはどれくらい通われたんですか?

この学びは一度きりで終わるものではなく、
基本的に「弟子制度」で、長く継続して先生のもとに通い続けるスタイルです。

出産でお休みした時期もありましたが、
今でも毎月通って
私自身が
「さらに自分自身を高めたい」
「歩くことの奥深さを突き詰めたい」という思いで、ずっと学びを続けています。

先生がいつまでも元気で全国を飛び回っている姿を見て
「私も負けていられない」と励まされています。