おおやぶ かおり

大薮 香織

【2】

◆…”お口の中の世界”は 独特だという気がしますが、どう感じていますか?

私は全く抵抗ありませんでした。

ベロ(舌)の動きが苦手と言う人がいたり、
やはりお口の中は細菌がたくさんいるので、
そこに抵抗がある場合もあるかもしれません。

ただ、私はまったく抵抗はなかったですね。

◆…初めての患者さんに対応する時はどんな気持ちでしたか?

無我夢中でした。本当に記憶がないです。

先輩は、歯科助手も含めて、とても上手な人ばかりでした。
自分がその人みたいに上手くいかないのは何故だろうと思いました。

私は4月に勤務し始めたのですが、
夏には、その先輩が結婚を機に辞めることが決まっていたんです。

半年も経たないうちに歯科衛生士が私だけになってしまう!ということで
死にものぐるいで伝授してもらいました。

◆…剣道部から解放されたら遊ぶはずだったのに(笑)

笑。そうですね。
夢中だったので、忘れてました(笑)。

週末は、勉強会に行きました。
ドクターと一緒に行くこともありましたし、一人で行くこともありました。

今も(これは義務ではないのですが)先生が月一回行ってる勉強会に時々参加したり、
当院で開いているセミナーに参加したり…。

ずっと勉強しています。

遊んでいる場合じゃなかったですね(笑)

◆…ラジオにも出演していますね。

あいば歯科医院は、月曜〜金曜(平日毎日)ラジオに出演しています。

私は火曜日の番組「あいば歯科のここだけの話」に出演しています。

ラジオを通して、お口のことで悩んでいる方々の手助けになれば嬉しいです。
ラジオを聴いて来院しましたという方も増えてきています。
嬉しいことですね。

◆…一緒に働く仲間も増えていくといいですね。

子どもが段々少なくなってきていますから、
当然、歯科衛生士を志望する子どもも少なくなってきています。

この職業に出会うことがなければ、当然目指そうとは思いませんから
ラジオや、公式webサイト、季節ごとに発行しているニュースレターで
歯科の世界を発信していきたいです。

ドクターや歯科衛生士を目指す人たちがもっと増えて欲しいですし、
当院を実習先として選んで、この仕事の魅力をより感じていただきたいです。

そして、みんなで盛り上げていこうという仲間が増えると嬉しいですね。

何の仕事でもそうだと思いますが、
”これだけやってればいい”ということはありません。
たとえば、”掃除は私の仕事じゃないからしなくていい”とか、そんなことは一切ないものです。

技術面だけを見れば、
もちろん手先が器用な人はそんなに苦労はしないと思います。
でも、器用さは一番大切な要素ではないです。

技術もそうですけれど、真摯な仕事ぶり、患者さんとの接し方など
自分から進んでできる人がいいですね。

やる気のある人にどんどん来て欲しいです。

平均寿命も延びている一方で、
生涯現役でいられる人は、もしかしたら、少ないかもしれません。

お口の状態が良い人は、ちゃんと食べられて、健康な人が多いです。

多くの人が長く健康に過ごしていただけるように
これからも しっかりとお手伝いをしていきたいです。

Special Thanks あいば歯科医院

人生のステキに会いにいく
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